【お知らせ】ブログ移転のお知らせ
ブログ読者の皆様へ
いつも「病院×Artプロジェクト」のブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。
誠に勝手ながら2014年2月13日をもちまして、当ブログでの更新を終了することになりました。
2014年2月14日からは新ブログでの更新がスタートいたします。
新ブログではより一層充実した記事を揃え、これまでのバックナンバーも読めますので、ぜひ一度お訪ねください。
これからも「病院×Artプロジェクト」は「病院に笑顔を、アーティストに仕事を」をモットーに、療養環境改善にアートを取り入れる活動を続けてまいります。
当ブログでの、皆様の長らくのご愛読に感謝いたします。
ニューヨークのパブリックアート
いよいよ明日はバレンタインですね!!
毎年この時期になると、ニューヨークにはとても素敵なアートが登場します。
マンハッタンのタイムズスクエアには、「タイムズ・スクエア・バレンタイン・ハート・デザイン・コンペ」で選ばれた、ハートをモチーフにしたパブリックアートの作品展示が行われています。
今年はこれ!
米ブルックリンに拠点を構えるデザインスタジオ「ヤング・プロジェクト」の作品「マッチメーカー」です。
ハートの形をした作品には星座ごとにそれぞれ12の立ち位置と潜望鏡の覗き口が用意されており、入り組んだ潜望鏡を覗くと、占星術で最も相性が良いとされるパートナー4人の姿を映してくれる仕組みとなっています。
素敵ですね!
3月11日まで展示しているので旅行などのご予定がある方は運命の人を探しに行ってみるものいいかもしれませんね。
みなさん、明日は素敵な一日をお過ごしください!
宮野茜
京町家の魅力〜屋外編〜
昨日に引き続き京町家の魅力、面白さについてご紹介していきます。
本日ご紹介するのは、知らなければ見過ごしてしまうような、町家の脇役を担っている部分です。
少し注意して市内を散策してみれば、あちらこちらで見つけられるものばかりですので、街歩き中のちょっとしたエッセンスになるのではないでしょうか。
一つ目はこちら
http://www.kyo-machiya.jp/mametishiki/09.html より
「犬矢来」もしくは「駒寄せ」と呼ばれるものです。
こちらはご存知の方も多いかもしれませんね。
この犬矢来は、町家の壁の防護柵として様々な役割を果たしています。
犬の糞尿や雨の跳ね返りで壁が汚れるのを防ぐだけでなく、竹の滑りやすい性質を利用して壁を登りにくくし、防犯対策にも一役買っています。
ゆるやかな曲線と、使う内に染まる金色が、町家の景色によく馴染みます。
http://www.kyo-machiya.jp/mametishiki/08.html より
「ばったり床机(しょうぎ)」です。
名前が面白くて、京都の人のネーミングセンスがうかがえます。
町家は商用に特化した住宅ですので、商品などを陳列するための棚なのですが、
壁に作り付けになっていて、名前の通りばったりと折りたたんんでしまえるようになっているのです。
最後は
「いけず石」です。
画像はこちら
http://souda-kyoto.jp/tokusyu/early_autumn/2013/con_01.html
道を歩いていて、道の四ツ角などで漬物石のようなものを見ることはありませんか?
これは細い路地が多い京都ならではの発想で、家の角に石を置くことで、車の運転手に警告をする役割を果たしています。
「いけず」は京都弁で、「意地悪」の意味です。これ以上行けない「行けず」ともかけているのかもしれませんね。
京都の人々はこれを置くことで「外壁を傷つけないでください」という無言のメッセージを発しているのでしょう。張り紙なんかでハッキリ主張しないところが、京都らしいですね。
このように、町家の周りには目立たずとも面白い、小さな発見が溢れています。
町家の趣の残る小道は、探しながら歩くだけでも楽しいですよ。
上森 五葉
京町屋の魅力〜おだいどこの神様編〜
維持の難しさから、年々住居としての姿を消して行っている京町屋。
しかし一方で、町屋カフェや町屋のイタリアン店など
最近ではすっかり食の店としての用途が広まっています。
食事と"京都らしい雰囲気"の両方を味わえるのが人々を惹きつけているようです。
今日は、そんな日常と非日常の狭間の空間を作り出す「京町屋」の魅力を"台所"に絞ってご紹介します。
これを知れば、町屋ごはんがもっと楽しくなるかもしれません。
町屋といえば、
「鰻の寝床」と呼ばれる細長い廊下のような造りが有名ですが、この縦に長い箇所は「おくどさん」と呼ばれる釜戸があり、台所になっていることが多いです。
よく見ると、火を使うこの「おくどさん」の周りには、このようなお札が必ずと言っていい程貼られています。
これは愛宕山(あたごやま)山頂にある愛宕神社の「火の用心」と書かれた護符なのです。
現代では、おくどさんに限らず、厨房や台所の壁などに張られていたりもします。
愛宕山は、京都人に「あたごさん」の愛称で親しまれる大変身近な山ですので、京都随所でこのお札は見かけることができます。
また、おくどさんの上には荒神棚と呼ばれる棚があり、ここにも火伏せの神様が祀られます。
それがこれ。「布袋さん」です。
一般的には、布袋さんといえば七福神としてのイメージが強いのではないでしょうか?
京都の町屋では、火事の守り神として扱われています。
これらは、古くから土人形の製作で名を馳せる伏見で作られましたので、
家を建てたら毎年2月に伏見稲荷大社にお参りし、その近辺で売られている布袋さんを、1年ごとに小さいものから大きいものへ、ひとつずつ七福神にちなんで7つまで集めるのです。
7つ揃う前に不幸があれば、また1から集めるのが本来の習わし。
おくどさんひとつをとっても、火の用心に対するこれほどまでの念の入れよう。
京都の町人たちの防火意識の高さがうかがえます。
「トイレの神様」という歌が流行ったのはまだ記憶に新しいことですが、
これらの「おだいどこの神様」たちも、昔の人々はあらゆる所で神様と共存することで、日々の生活の質を維持してきたのだということを私たちに気づかせてくれます。
そうして積み重ねてきた知恵と悠久の時を感じられる――これが京町屋の魅力のひとつでしょう。
上森 五葉
ゴミ袋をアートする!?
お買い物するとき、商品を紙袋等に入れてもらいますよね。
その袋がデザイン性が高くてかわいいとついつい取っておいたり・・・・。
ということが私には結構あります。
有名ブランドのショップ袋は通販で売られていたりするので、袋に惹かれてしまうのは私だけではないのかもしれません。
そこで今回は袋は袋でも、「ゴミ袋」をアートしている「GARBAGE BAG ART WORK」(以降GBAと略します)についてご紹介します。
まずはこちらをご覧ください。
(http://www.gba-project.com/project/#details_gbaより)
これはGBAの一プロジェクト、「ゴミ置き場をアートにするプロジェクト」で作られたゴミ袋です。
これなら憂鬱なゴミ出しが楽しみになるかもしれませんね。
GBAはゴミ問題や環境問題に多くの人が目を向けてくれるのを願って、ゴミのネガティブなイメージを払しょくするために様々なプロジェクトを行っています。
アートで変えられることは本当にたくさんあって、私たちだけではなく多くの人がアートの可能性を信じている。そんなことを改めて感じました。
このゴミ袋は京都のロフトでも取り扱っているようなので、興味のある方は是非。
野口 有里恵
GBAについて→ http://www.gba-project.com/
空港にもこんなアートが!
こんにちは!
この頃、景気が良くなっているおかげなのか旅行に行く友達は多くないでしょうか?
スキーやスノーボードに行く方もいれば、温泉に行く方も多いかと思います。
この時期は海外旅行に行くのもいいですね。
ヨーロッパへこの時期に行くと夏に行くよりも数万円安かったりもしますしね。
今日は成田空港のお話をしたいと思います。
多くの方は成田空港から海外へとびだたれると思いますが、
成田空港へ立ち寄られるのであれば、ぜひ『アート散歩道』へ寄ってみてください!
『アート散歩道』は、多くの人々の行きかう場所に、安らぎを演出する空間として存在します。
そこには、数多くの芸術作品があり、美術館とは違った形で芸術を味わえます。
詳細はこちら↓↓↓
http://www.narita-airport.jp/jp/fun/airport/sanpo/
こちらがその様子です。
このようにアートがいろいろな場所に癒しとして存在するのはうれしいですね!
私たちホスピタルアートも負けられないです!!!
【執筆者】佐野真奈美
京都造形芸術大学生が取り組むホスピタルアート活動「HAPii+」とは
(http://www.nikkei.com/article/DGXNASFH1900V_Z11C13A1000000/?df=5&dg=1 日本経済新聞オンラインの記事より)
「芸術のまち」そして「大学のまち」でもある京都で、
芸大生が病院内でのアート活動に取り組んでいることをご存知でしょうか。
HAPii+プロジェクトは、
京都造形芸術大学、NPO法人アーツプロジェクト、京都府立医科大学付属病院の三者が
実施主体となり、2013年で5周年を迎えました。
病院の雰囲気をアートの力でより良くしたいという病院スタッフの想いがきっかけで、地下の薄暗い廊下の壁画を学生が手掛けたことからこのプロジェクトは始まったそうです。
これまでに、HAPii+プロジェクトのメンバーが制作した多くの作品が
病院内を彩ってきたようです。作品の一部は、一般の方も病院内で観ることが出来ます。
例えば、
病院の廊下に飾られる巨大なフレスコ画、PICUやNICU内を彩る動物や自然のモチーフ。
(小児集中治療室の雰囲気を和らげる、動物や自然のモチーフ。カッティングシートで作業時間を短縮している。)
こちらは、赤ちゃんとお母さんが初めて触れ合う大切な空間「カンガルーケアルーム」。
蓄光シートで星空を表現しています。
病院スタッフと学生が何度もプレゼンテーションや話し合いを重ねて、アイディアの実現に至っています。
(握って遊べるおもちゃ=「にもちゃ」。院内で使用するため、消毒できる素材にこだわった。)
京都観光の際、もしも病院に行くことがあれば…ぜひ、このHAPii+の活動を思い出してみて下さい。
◆HAPii+プロジェクトFacebookページ
https://www.facebook.com/hapii.kuad )
◆日経新聞オンラインの記事
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFH1900V_Z11C13A1000000/?dg=1
加藤さやか