オリンピックには”芸術競技”が存在した!

ついにソチオリンピックが開幕しましたね!
開会式は8日深夜からですが、一部競技はもう予選がスタートしています。

そんなオリンピックに、かつて「芸術競技」という種目が存在していたことをご存じでしょうか?


1936年ベルリンオリンピック 絵画種目 銅メダル 藤田隆治「氷上ホッケー」
(引用 : http://p.tl/Dyym)

もともとオリンピックとは、人類の文化の発展を神に捧げるという古代オリンピアの祭典の精神を引き継いで今日に至ります。
文化とはスポーツはもちろん、芸術も含まれますよね。
そのようなわけで1912年のストックホルム大会から1948年のロンドン大会まで芸術競技は存在していました。

部門は「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学」の5つ。
スポーツ競技と同様、アーティストたちの"アツイ思い"の込められた作品が多く出品されたのでしょう。
しかしながら審査の難しさなどの理由により、やがて競技種目から除外されてしまいました。

それでもオリンピックの開催地では芸術にまつわる展覧会や公演を行うことがオリンピック憲章で定められています。
ソチでも開催期間中にバレエの公演などを行うことが予定されています。

思えば、開会式や閉会式などのセレモニーでは、開催国の音楽や芸能がふんだんに盛り込まれたプログラムがとても多いですね。
ひとまず競技が始まる前に、開会式の芸術性のあるプログラムを楽しみたいところです。


ライター : 平井晴香